ただいま準備中です。
テニス肘(外側上顆炎)
なかなか痛みの取れない肘。こんなことやってませんか?
- 肘の痛みがなかなか取れない方
- モノを握った時に肘に痛みが走る方
- ズボンなどを履くときに痛くて気になってる方
- なかなか痛みが取れない日常の原因のよくある例を知りたい方
- 自分でも出来るセルフケアを知りたい方
この様な理由で痛めています。 知っておくとセルフケアにも役に立つので見てみましょう
一般にテニス肘・ゴルフ肘と呼ばれるものの正式名称が外側上顆炎というものです。つまりあだ名です。
痛みが出る仕組みとしては、下の図の〇がしてある外側上顆から筋肉が中指・人差し指にまで伸びているのが分かりますよね。 この筋肉は「短橈側手根伸筋」「指伸筋」と言いいます。
この筋肉の役割は「手首を反らす」「手をギュッと握りこむ」です。
この主な二つの動作を繰り返しする人は外側上顆にくっついてるが繰り返し引っ張られます。
それによって筋肉が付着してる「腱」いう組織が壊されて痛むのです。
注意点としては、手首を反らしたりする動作に強さは関係ありません! あくまでも「繰り返し」の
動作が多い人にこの症状が現れます。
持ち方をちょっと工夫してみましょう
仕事によっては握ったりしなくてはいけない場面があります。
確かにこの症状は繰り返し痛める状況でなるのですが、ちょっとした工夫で自分で治せる方法・注意すべきポイントがあります。
ここではその例を紹介していきましょう。
・立ち仕事編
◆ 持ち方を変えてみましょう ◆
こんな風に持って手前に引く様な動作が多いです↓↓↓
↓↓↓なのでこの様に下から持ったり、身体に少し密着させて短橈側手根伸筋等をあまり使わない様にさせます。
あとつかむ時も人差し指と中指に力をいれるのではなくて、小指と薬指に力をいれるのもポイントになってます。 意外かもしれませんが、人の「握る」という動作は薬指と小指で主に行ってるのです。
◆ デスクワーク編 ◆
この様にマウスを遠目に外側に動かす人が多いです。↓↓↓
机の上を整理したりしてマウスを少し手前にしたり、座る位置が遠い人も改善してみましょう。
あとはこのケースです↓↓↓ ブラインドタッチの方は一回画面を見たりする時に手をこの様にしてるケースが多いです。
立ち仕事にしてもデスクワークにしてもこの様に「知らずに外側上顆を引っ張ってる」というケースが多いです。
これだけ知るだけでもかなり痛みが軽減されます。あとはスマホの持ち方とかもチェックしてもいいでしょう。 最近多いですね(笑) まさに現代病です。
ここまで読んだ方は色々なサイトでストレッチの仕方などもさんざん見てきた事でしょう。
もちろん仕事の間のストレッチや温めることも重要ですが、「痛めてる原因を少しでも取り除く」「痛めてる原因を知る」という事も接骨院に通ったり温めたりすること以上に大切だと思います。
知らずにこんなことをしてる方も、実は症状を悪化させてます。 あなたはどうですか??
なかなか痛みが取れない方の多い傾向としてはこんな事があります。
1.患部を揉んでしまってる方。
これは結構な方が居ます。 炎症が起こっている部分は「組織が壊されてる状態」です。
それなのに患部を強く揉んだり・グリグリ揉んだりしてる方がいます。
「組織が壊されてれる」とは、例えばナイフなどで傷つけられた時は・・・とうぜん傷口をマッサージしたりしませんよね?? それと一緒です(笑)
血行を良くするなら、ストレッチや使い捨てカイロなどが効率が良いです。
もしどうしてもマッサージしたいのならば、痛みがある患部ではなく「患部周囲の筋肉をマッサージするのが良い」です。
上記されている「短橈側手根伸筋」「指伸筋」などを見てマッサージを行うなどが良いでしょう。
2.PCなどのマウスも持ち方をなかなか変えれない方
先ほどの項目で書いたように、「外側に向かってドラッグする動きのマウスを使用する方が変えられない人」が非常になかなか治らないケースです。
机の上を整理したり、マウスのポジションを変えたり、もう一度動かし方を見直してみましょう。
でないとこの痛みはなかなか引けません・・・
3.スマートフォンを日常的に操作するのが長い方
これも多いです。先ほどの項目で話したように「小さな力でも継続して使ってる方が外側上顆炎になりやすい」という話があったように、現代はスマートフォンを長い時間操作する方も多いのが実情です。
よくあるケースなので思い当たるフシがある方は、たまには持ち替えたりしながら使用してみましょう。
4.つい気になって手首をグリグリしてしまう人
痛いからといって気になって手首をグリグリしてませんか?
「手首を回す」という事は、「外側上顆にさらに負担をかけてる」という動作です。
無意識の内についやってしまう方が多いですね・・・
さて、これらの項目・・・あなたはどうですか?? 日常をチェックしてみましょう。
セルフケアの仕方
自分で出来るセルフケアのやり方として「ストレッチ」があります。
1.肘を伸ばします。
2.痛い方の手首をだらんと下げます。
3.もう片方の手で手首を下に伸ばした後・・・外側(小指側)にさらに伸ばします。
写真を良くみてやってみましょう。
少し腕の部分が軽く痛みますがそのくらいがちょうど良いかと思います。 これは腕に部分の筋肉がかなり疲労により張ってしまってる為です。
よく聞かれるのが「マッサージとストレッチ、どっちが効果が高いの?」という事です。
これは圧倒的にストレッチが勝ってます。ストレッチは「患部~浅い部分・深い部分の筋肉の血流が広い範囲・短時間で良くなります」
それにこの様にすれば片手で・ディスプレイを見ながら簡単にケア出来るというのも大きいです。→→→
時間としては10秒を3~5セットと書いてありますが、1日に何回やっても良いですし、特に「仕事中にやりましょう!」
仕事中はなんだかんだで使いますので、「疲れてしまう時間帯にしっかり疲れを取る!」これが大切です。
仕事が終わってプライベートな時間になると、ついやらなくなってしまう・・・これもよくある話ですね(笑) 「仕事中にこまめにやりましょう!」
治すためにはよく温めましょう。専門のサポーターの紹介
「温める」という事は「壊された組織と血液の中の栄養素を交換する」という事です。
積極的に温めましょう!
柔らかいサポーターなども「保温」という意味では良いです。さらにサポーターの上に使い捨てカイロなどをしても良いでしょう。
外側上顆炎には専門のサポーターがあります。これをお仕事の最中にしてもよいでしょう。
専門のサポーターはスポーツ用品店にありますし、いまではAmazonなどでも簡単に購入出来るでしょう。
サイズは女性でもMサイズが合いますのでそれほど気にしなくては良いでしょう。ただ腕の太い男性などはLサイズを購入した方が良いです。
商品は「テニスエルボー・サポーター」で検索出来ます。
最後に・・・治療に優先順位があります!
さてこれまでにいくつかのセルフケアのやり方・日常動作の気を付けるべきことを紹介してきました。
しかしこれらのセルフケアのやり方には優先順位があります。
順位をつけるとするとこんな感じです・・
1位・痛めてしまってる日常動作を改善しましょう!
この部分が改善されないといつまで経っても壊されて・治って・・の延々の堂々巡りです・・・
前の項目のアドバイスを参考にしてお仕事の動作に一工夫・改善してみましょう!
2位・つい気になって揉んだり・手首をグリグリ動かすのを止めましょう!
その動作はさらに組織を壊して症状を悪化させてしまってます・・・
「なかなか治らない傾向の人」」には非常に多いです! 無意識のうちにやってしまってる方も多いので、もう一度日常をチェックしてみましょう!
3位・セルフケアを「仕事中にしましょう!」
「疲れる時間帯にしっかり疲れを取る!」 プライベートになるとやらなくなってしまうのが人間です(笑)
様々なサポーターも取り入れながら、「こまめに実践」しましょう!
4位・よく温めましょう!
「温める=血液の中の栄養素と壊されてる組織を交換する」という事です!
こんな感じです(笑)
皆さんの多い傾向として「よく温める」方のみ実行してる方が多いです。その他にもサポーターや湿布薬などだけしてる方もいらっしゃいます・・・
しかしいくら温めて・薬を塗っても「壊されしまってる原因を取り除かなければいつまで経っても治りません!」
この順位表を基にぜひ実践してみてくださいね!