ただいま準備中です。
鵞足炎
同じ「膝が痛い」でもこちらの方がケース的には多いです!
- 膝の内側が押すと痛い
- モモの内側を伸ばしても膝~モモにかけてが痛い
- 膝が痛いがレントゲン写真では「異常なし」と言われた。
- 膝の関節炎とどう違うのか知りたい方
- 予防とセルフケアを知りたい方
鵞足炎とはどんな原因でなっているのか?
理由・原因が分かればそれに対するセルフケアの仕方も分かってきます。
なのでしっかり「どの部分が悪くてどのようにして痛めているか」を知りましょう!
「鵞足」とは太もも(大腿部)の内側に筋肉に3つ合わさってくっついてる部分の事です。
※ 縫工筋 薄筋 半腱様筋 といいます。
ここの3つの筋肉がしょっちゅう引っ張られてる事によって(よく使われる事によって)付着部分である膝の内側が痛くなる症状です。
一番上の写真の「ココが痛い!」という場所を確認してみて下さい。
この3つの筋肉の役割は分かりやすく言うと、「太ももの筋肉の力の入れ具合のバランスを取る」事です。
「バランスを取る筋肉がしょっちゅう使われてしまっている」という事は・・・
1.「太ももを中心に偏った力が加わってる」
2.「腰~足にかけての疲労が取り切れてない」
という事になります。
どんな感じで使ってる方が痛めやすいか
多いケースとしては
1.内股にして座ってる方や、足をイスの下にいれこむ様に座ってる方。(特に女性に多いです)
2.靴の底が硬い・裸足に近い環境の方
靴で多いのが
・安全靴
・ヒールやパンプス、寒い時はブーツ等
・保育士さんなどは裸足でフローリングを日常的に歩いている方
・革靴で外回りのビジネスマン
・日常的にサンダル系の靴の方
3.全体的に腰~足にかけての疲労が取れていない方(特に内もも付近)
これは特にスポーツをしていらっしゃる方が多いですね。
もちろん腰痛持ちの方もここに含まれます
この様な方が来院されるケースで多いのです。
多いケースでのそれぞれの自分で出来る対処法・セルフケアのやり方
1.内股にして座ってる方や、足をイスの下にいれこむ様に座ってる方の対処法・セルフケア
これはもう意識して気を付けてもらうしかないのです。
日常的な事で無意識化のうちにやってしまうケースのため、当院で指摘されて最初は「う~ん・・・やっていませんねぇ・・」とおっしゃった方も、後日仕事中に無意識のうちに内またの姿勢などをしてハッ!と気づく方もいらっしゃいます。
2.靴の底が硬い・裸足に近い環境の方の対処法・セルフケア
鵞足部分の役割の一つとして「身体のショック吸収機構」があります。
なのでもし職場環境が可能であるならば「ランニングシューズ」などを履きましょう。
よく皆さんには「私の靴、底がふわふわしてるから大丈夫ですよね?」と聞かれますが、それは実はダメなんです・・
大切なのは「ショック吸収の素材が入ってる」ということなのです。
ランニングシューズを代表するショック吸収材としてソルボセインというのがあります。
これは薄くても2階から蛍光灯を落としても割れないくらいの性能があります。
靴底を触ったとしても同じようなフワフワの感じです。しかしこれだけ違うのです。
職場の靴が革靴や長靴、安全靴などの方は「ショック吸収機構をうたい文句にしたインソール」などでもいいでしょう。
ランニングシューズはスポーツ用品店・インソールはワークマンの様な場所にいくと簡単に購入できます。
ちなみにスポーツメーカーのウオーキングシューズでも良いですが、仕事やプライベートなどで立つシーンが長ければやはりランニングシューズの様に強力な素材が入っているのが良いでしょう。
靴の交換の目安としては、毎日履いていて大体2年ご過ぎたころです。
毎日ランニングシューズを履いてる方でも、その靴が約2年経った辺りで膝を痛めるケースが多いですね。
2年経ってなくても靴底をみて随分減りが激しい方なども早めに靴を交換された方が良いです。
3.全体的に腰~足にかけての疲労が取れていない方(特に内もも付近)の方の対処法・セルフケア
もう1つショック吸収機構があります。 それは「自分の筋肉」です。
スポーツなどで日頃筋肉の疲労が溜まってる方はもちろん、日頃腰痛傾向の方が多いのも現状です。
スポーツの後のストレッチは腰~足にかけてやりましょう。
特に「鵞足炎」にスポットを当てたストレッチはこちらになります。
もちろん腰も「ショック吸収機構」において重要な部分ですので足だけではなく腰まわり・股関節周りをストレッチをしましょう。
腰を悪くする傾向の方は座る姿勢も長かったり、
・座いす
・あぐら
・足を組んで長時間座ってる
・お尻を前に出して背中を丸めて座ってる
・・などの傾向がプライベート・お仕事中に日常的に多い方です
さらに詳しく知りたい方はこの当院の「症状別メニュー」より「筋肉緊張性の腰痛」の項目を読んでみましょう!
4.最後に・・・よく温めましょう!
皆さんはよく温めるのを最優先しがちですが、この前に書いた最初の1~3項目の方を優先させないと、いつまで経っても組織の破壊が進んでしまって治りずらい負の悪循環になってしまいます。
必ず1~3を実行するようにしましょう!
温めるのは寒い季節なら使い捨てカイロやコタツ、もちろんお風呂でゆっくり温まるのが良いでしょう。
マッサージは患部は揉まずに、写真の筋肉に沿ってマッサージしましょう。
患部は「炎症が起きてる」=「組織が壊されてる」という事なので、直接のマッサージは壊れた組織をさらに壊してしまう事になります。
意外と揉みまくって痛みが増強してしまう方が多いです。
患部の直接のマッサージは少なくとも圧痛が無くなってからの方が良いでしょう。
温める期間は「治療が終了するまで」です。
治療が終了=組織が修復されたという事ですね!
治る期間はだいたいどのくらいが目安か?関節炎とは違うの?
関節炎や半月板損傷などはもともと血流が悪い組織なので治りは1~2か月はかかってしまいます。(詳しくは当院の「症状別メニュー」の「膝の軟骨組織・半月板損傷」をご覧下さい)
鵞足炎は血管が豊富な関節の外の組織なので、しっかりセルフケアと通院をして頂ければ目安としては大体10日~2週間くらいで良くなります。
血管が豊富=壊されてる組織と血液の中の栄養素がよく交感される部分という事です。
もちろん職場環境がなかなか改善されない方などは、職場でダメージを与えながら治療するので、どうしても長引く傾向にあります。
しかし膝の関節炎や半月板損傷よりかは早い回復が見込まれます。
霞ケ関片野治療院ではどんな施術をするのか
当院「霞ケ関片野治療院」では
・ 痛みが強い方は痛み止めの「ハイボルテージ療法」
・ MCR(マイクロカレント療法)
・ 筋力を落としたくない方専用。EMS
・ 腰~下肢全体のストレッチ
・ セルフケアがの指導・しっかり出来てるかのチェック
・ 運動してる方はどんなトレーニングは可能であるかどうかなどのアドバイス
・ 人によって筋力不足からなる方などはインナーマッスル群を中心とした体幹トレーニング
などを中心に施術をしております。
人によっては鍼灸治療が身体に合う方もいますので、その方に合わせた施術を行います。
皆さんも膝が痛むのが長引くときはいつでもご相談ください。
お力になれるように全力で頑張らさせて頂きます!