みなさんこんにちは。片野ですm(. .)m
よく患者さんが「痛いからスーッと感じる湿布貼ってる」と耳にします。
問題ないケースもあるのですが、大抵ちょっと今現状の症状には合ってない時が多いです(;^_^A
同じ「痛い」でも中の状態によっては温めたり・冷やしたり・動かしたり・何もしない方が良い状態と様々です。
今日は簡単ながらも自分で判断できる「この時の痛みにはこのタイプの発布材が良い」という事を学んでいきましょう。
◆ 冷やした方が良い場合・何か怪我をして48時間は連続して冷やしましょう! ◆
これに当てはまるのは
「捻挫」
「打撲」
「やったばかりのギックリ腰(腰の筋肉の肉離れ)」
などが代表的になってきます。
これは専門用語で「急性期の炎症」といいます。
ケガをした直後に患部は段々とが腫れてきます。 この時に痛みを感じる化学物質が腫れている部分に増えてきます。
なので温めてしまうとこの「痛みを感じる化学物質」が増えてきてしまってさらに痛くなってしまうのです。
「温める」と同じことで「お風呂にゆっくり浸かる」「お酒を飲む」「マッサージをする・よくさすってしまう」うっかりこの様な事をしてしまうとドンドン痛くなってしまいますので気をつけましょう(;^_^A💦
マッサージ・さする・お風呂をやってしまったために翌日かなり痛くなって来院する光景は当院でもよくある事です💦💦
この時は冷湿布をしましょう! おでこにつける「冷えピタシート」の様なものは寝る時も出来てとても扱いやすいです。
発布タイプのロキソニンもOKです。 ちろん氷で冷やすのもGOOD!
長時間キンキンに冷やすと凍傷になってしまうので、厚手のタオルなどでくるんで冷やした方がいいでしょう。 体温より1℃下げるくらいでも充分に痛みが治まります。
◆ 温めた方が良い場合 ◆
急性期の炎症から48時間が過ぎた症状は基本的に温めた方が良いです。
この時は温湿布や使い捨てカイロなども良いでしょう。
温める=血液の中の栄養素と壊された・疲れた組織を交換する という事です。(新陳代謝をあげるといいます)
この時に冷やしてしまうと血管が狭くなってしまうので治すのを遅くしてしまっているだけなのです(;^_^A💦
いつまで経っても冷やしている方をよくお見掛けします。
この時期は痛みを感じる化学物質は量が少なくなっているので、温めて血行をよくして流してしまった方が痛みが引けます。
貼る物の注意事項としては温湿布は薬の成分に唐辛子のエキスなどを使っているためにかぶれに気をつけましょう。
使い捨てカイロは低温やけどに気をつけましょう。(使い捨てカイロは数枚肌着を着たりして温度の上昇を防ぎましょう)
温湿布は定期的にはがして皮膚を休ませましょう。
ただそれでも体質によってはかぶれやすかったり・低温やけどになりやすかったりします。
最初のうちは自分の肌が刺激に弱いかどうかを確かめながら使用すると良いと思います。
発布タイプのロキソニンは「痛み止め」の効果が高いです。
朝に1時間くらい張って薬を浸透させて痛みを止めます。 その後に温めて新陳代謝をあげましょう!
このやり方は製薬会社の方に直接聞いたのでお勧めします(笑)
◆ 温めても冷やしてもいけない場合 ◆
代表的なのが
・ 痛風
・ 腫瘍などの疾患
・ 痛みが出たり引いたりと波の様に痛みが増減する場合
痛風は冷やしたり温めたりすると痛風発作が起きている場所の尿酸結石を返って刺激してしまうので痛みがひどくなります。
腫瘍は温めるとかえって大きくなってしまうきっかけを与えてしまうのでよろしくありません。
痛みが出たり・引いたりするようなタイプはもはや外の組織の症状ではない可能性があります。
痛みの大きさに限らず大きな病院で検査を受けることをお勧めします。
いかがだったでしょうか? 結構温める期間に差し掛かっている時にいつまでも冷やす方が多いですね・・・(;^_^A
これを参考にしてご自身のケアに少しでも役に立っていただければ幸いです。
もしそれでも分からなかったり不安におもう様な事があったら遠慮なくアドバイスしますのでご連絡くださいね!
連絡先は
☎ 049-232-1346 霞ケ関片野治療院 です!
いやはや寒くなってきました・・・でも春までもう少しですね。 お互い各種感染症に気をつけてましょう!
それでは今回はこの辺で・・・m(. .)m