みなさんこんにちは。片野ですm(. .)m
今日はみなさんがもし交通事故に遭った時の手続き~治療に至るまでの流れを紹介したいと思います。
もし自分や家族の誰かが交通事故に遭ってしまった場合、どのように治療した方がいいのか?接骨院?それとも整形外科がいいの?という疑問は実際になってしまった後に悩んでしまうものです・・・
今回のブログは、ご自身とご家族の「もしも」に備えて。そして実際に悩んでる方に読んで欲しい内容になってます。
◆ まず事故に遭ったら ◆
1.まずは警察を呼びましょう。
事故の現場検証が進まないことには交通事故の保険等が効きません。
2.交通事故の保険に入ってる方は保険会社に電話しましょう。
これはほぼ同時にした方が保険会社も対応しやすいです。
◆ 警察と保険会社に連絡したら ◆
まずは大きな病院でMRIなどの精密検査をしましょう。
これは頭や内臓に大きなダメージが無いかどうかを確認する為です。
ここであらためてダメージがないと確認出来たら接骨院や整形外科に通院しての治療に移ります。
◆ どの様な治療施設がいいのか? ◆
整形外科も接骨院もピンからキリまであります。 いい治療施設のよくある条件として
1.何よりも話を聞いてくれる場所がいい先生だと私は思います。
やはり事故は色々な悩みを抱えやすいです・・・例を挙げると「仕事はどうしよう?」「何日くらいで良くなりそうかの大まかな日にちはどうなのか・・・」「どんな症状なのか・・?」などなどです。
それに対して真摯に対応してくれる先生。そしてその先生の元にはちゃんと悩みや対処法を教えてくれるスタッフがいることが多いです。
先生側が分からない事項はしっかり「そこは分かりません」といって下さる先生の方が良い医療家だと私は思います。
接骨院や整形外科などの様々な治療施設がありますが、マイクロ波などの電気をかけて5分で終了。あとは薬などが出て終わり。 次の受診は1週間あとです。 そんな治療施設も多いです・・・
これは接骨院や整形外科に限らずです。 施設や技術うんぬんももちろん大切ですが、やはり「治そうとする意識がある人が集まってる施設」ここだと思います。
2. ご近所の口コミは信頼度が高いです。
これは飲食店なども一緒だと私は感じます。 人の素直な意見や情報は正しく伝わってるケースが多いです。
3.実際通ってみて先生と気が合うかどうか
これも重要な部分です。 いくら良い治療だったとしても、続けなくてはいけないので先生と気が合えばそれが「安心感」になって施術に積極的になれます。
結果的に、通院の日数が増えて治りが早く良くなります。
どんな良い人でも(受診者も先生も)合わない人はいます・・・これはいたしかたない部分です。
交通事故は不安との戦いと言っても過言ではありません!
もし少しでも人や施術に不安を感じたら転院届を書いてもらってセカンドオピニオンを考えた方が良いと思います。
4.通いやすい場所にあるかどうか
どんなゴットハンドの先生でも、日にちを詰めて通ってくれて「治すための施術」が出来なければ治せません・・・
しっかり週に3~4日は通えるような場所を選ぶのもとても大切です。
治す側の私の主観になりますが、交通事故の怪我は最低でも週2・3回は来院してもらいたいですね・・・
場所が遠いと通院できるのが最初の数週間で、後はおざなりになってしまいます。そうするとなかなか治らなくて結果後遺症認定になってしまうケースがあります。
なんでも「早期発見・早期治療」です。
交通事故による怪我は1か月以上はかかるケースが多いので、「通いやすい場所」の設定も大事です!
◆ 交通事故には施術可能な一定の期間があります ◆
ここをしっかり覚えておきましょう・・・
交通事故は3か月しか通院できません。それ以上に通院する場合は医師からの診断書が必要です。
この診断書は「今の痛みは交通事故によるもので、まだ治療の為に通院をする必要があります」という事なのです。
そして
それでも交通事故による通院は最大6ヶ月までです。
それ以降は後遺症診断になって自費で通うようになります。
◆ 接骨院に通院してる方は1週間~2週間に1度は「最初に受診した大きな病院」に症状を確認してもらいましょう ◆
整形外科より接骨院の方が近くにいい施設がある方もいます。 もちろんその逆もあります。
どちらにせよ良い先生ならやはりお勧めします。(もちろん当院もです(笑))
ここで接骨院に通院するにあたって、ここは知っておきましょう!
自賠責保険なら整形外科にと接骨院の同時に通って保険が利きます。 しっかり両方通ってるというその事を保険会社に話をしましょう。
そしてなぜ1週間~2週間の1度は最初に受診した大きな病院に通院するかと言うと・・・
もしも・・・症状が長引いて3か月以上通院の必要がある場合、それまでの経過や症状を診てない整形外科や大きな病院は「このいまの痛みが果たして交通事故の痛みなのか・・・?」という判断が出来ません。
なので診断書が出しずらい状況になってきます。
それと個人が経営してる整形外科などは接骨院に通ってるとなかなかその診断書を出してくれません・・・
その理由としては接骨院の先生にまだまだ敵対心があるためだと思われます・・・
しっかりその人を治すことが大切だと思うのですが・・・個人の感情によってそれが見失われるのは厳しいです。
でも確かに接骨院の先生でもいい加減な方もいます・・・やはり治そうとする意識がある先生がいる事。これが大切だと思います。
なので最初に受診したMRIなどがある大きな病院の受診をお勧めします。
大きな病院などはこの様な個人の感情などが介入しにくいため、スムーズに診断書が発行されるケースが非常に多いです。
つまりこれは、「もしも長引いてしまったら・・・?の予防線」を張っておきましょう。という事です。
◆ 交通事故は後から痛みが出てくるってホント? その理由 ◆
大した事の無い痛みだから・・・といって数日ほっておいて、しばらくしたら痛くなってきた。このような事は交通事故にはよくあるケースです。
この「痛みが後からくる理由」としては、まず事故が起こると手続きや病院へ行くなど周りがあわただしくなります。 そしてそれに伴って事故の為のショック(不安やビックリした気持ち)で落ち着かない状況になってしまいます。
それが段々落ち着いた時・・・人によりますが大体3.4日~7日経つと段々痛みがハッキリしてきて慌てて来院・・・というような流れになってます。
10日以上経っても痛みが出なければそれ以降は何年経っても再発はしませんのでご安心下さい。
軽くてそんなに痛くないかな・・・と思ってもその日の起きた時に痛みが強くなってる場合もあります。
事故をしてから1週間の間は朝間が覚めた時にチェックしていきましょう。
◆ 後遺症にならないために・・・まずは早めに治療施設に通いましょう! ◆
大した事の無い痛みだとしても先ほど書きました様に実は大きく損傷していて数日経ってから痛みが強くなるケースがあります。
そのまま放っておくと治りが遅いので、かえって苦しい時間帯が増えてしまいます。
そして何より時間が随分経ってしまった交通事故のケガは治りが遅いです。
なんの治療もそうですが、「早期発見・早期治療」早いうちに対処した方が直りは早いですし、時間がかからないので3か月を過ぎたりするケースも少なくなってくるでしょう。
しかしさすがに交通事故の規模が大きかったら後遺症の可能性が出てきます。
例を挙げるなら
・ 意識不明で緊急オペが必要だったケース
・ ICU(集中治療室)に入っていたケース
・ 明らかに身体の変形を喫してしまっているケース
この様な場合です。
◆ 何十年前の交通事故の痛みが出るのは大きな損傷がない場合はでませんのでご安心下さい ◆
よく「30年以来の交通事故の痛みが・・・」とおっしゃる方がいますが、人間の身体は5ヶ月もするとすべての細胞は別の細胞に生まれ変わってしまいます。
なので今現在の痛みが数年したら出てくることはありません。
もしあるとするのならば、先ほど書きました様な
・ 意識不明で緊急オペが必要だったケース
・ ICU(集中治療室)に入っていたケース
・ 明らかに身体の変形を喫してしまっているケース
この様なケースでしょう。
かなり長かったですが・・・(;^_^A いかがでしょう。 実際事故に遭わないと今回の事は実感が湧かないと思います。
なのでもしかしたらこのブログを最後まで読んでる人は「現在事故に遭ったばかりの人」かもしれませんね。
今回のこの「事故の後の流れ・注意事項」は当院「霞ケ関片野治療院」の事故のHPにも書き足しておきました。
また確認したくなったらそちらをご覧ください。
出来れば確認することが無いように気を付けていきましょう・・・
でも事故は不意にやって来ますからね・・・私だって他人ごとではありません。
それでは今日はこの辺で・・・・m(. .)m