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ストレス痛
お医者様で「ストレスによるもの」と言われその成り立ちが良く分からない人のために
- お医者様でストレスによるものと言われた方
- 痛みのアップダウンが日によって差が激しい
- なぜ痛くなったか心当たりがない
- 寝不足気味がかなり続いてる
- ストレス痛の自分で出来る対処法を知りたい
ストレス痛の成り立ちとは
一概に「ストレス痛」と言われてもどういった事でその症状が出るか。その成り立ちをここではわかりやすく紐解いてみましょう。
例えば転んで足を捻ったとしましょう。そうしたら「痛い!」と感じるはずです。
この「痛い!」という時「交感神経が興奮している状態」です。
交感神経が興奮するとその他にこんな事が起きます。
・内臓の消化・吸収の働きを抑えます。(つまり食欲不振や消化不全、下痢など)
・眠い状態から覚醒させます
・血管を広げて発汗・熱を出します。
・痛みを感じます
次にもし私が職場のイヤな上司でいつもあなたを理不尽な理由で叱りつけていたとしましょう。
そうしたらきっと「いやだなぁ・・」「また始まったよ・・」とイライラした気持ちになる事でしょう。
この時のイライラした時も「交感神経が興奮している状態」です。
その他にも寝不足で頭がボーッとして眠い中頑張って仕事をしたりしている状態も「交感神経が興奮している状態」です。
日常的に「興奮している状態」が続くとちょっと重だるく感じる筋肉や時にはなんでもない組織(靭帯や軟部組織など)まで痛みを強く感じたり・突然腫れたり・熱を持ったりシビレを感じたり様々な症状が出ます。
これがいわゆる「ストレス痛」です。(自律神経失調症ともいいます)
交感神経を下げるには
先程の説明で「痛みの原因は交感神経が興奮している」状態だとお分かりいただけたかと思います。
それでは交感神経を下げるにはどうしたらよいでしょう。
まずは「副交感神経を興奮させるような事をしましょう」です。
副交感神経が興奮すると、この様な事が起こります。
・内臓の消化・吸収を助ける
・リラクゼーション・眠くなる
・痛みを抑える(鎮痛作用)
・楽しく感じる
・気持ちよく感じる
交感神経と副交感神経はシーソーの様にどちらかが興奮したら「必ず」興奮が治まります。
一方が働いたらもう一方は休んでいます。
副交感神経は薬でも興奮しますが、もっと日常的な事でも興奮します。
先程「副交感神経が興奮すると起こる状態」に書かれているように
「楽しい!」「気持ちいい!」という事をどんどんしましょう!
趣味が釣りなら釣りでもいいでしょう。TVならそれも良いでしょう。
女性などはお友達と楽しくお茶をするだけでも良いです。
別に薬に頼らなくても良いのです。
当院ではレーザー光線による星状神経節ブロック療法なども実践しております。
実際に順天堂大学病院では、「顔面水漬け法」というのをパンフレットとして配布していて効果があります。
その項目はのちほど紹介します。
自分で出来る交感神経を抑えるやり方
「顔面水漬け法」
このやり方は実際に順天堂大学病院でパンフレットとして配られています。
1.まず洗面器にお湯を張ります。なるべく気持ちの良い温度が良いでしょう。
2.顔を水に漬け息を止めます。
3.苦しくなるまでガマンします。
4.もう限界だ!と思ったところで顔を上げ息を吸いましょう。
この苦しくなった所で息を吸う。という事で気持ちよく感じるはずです。その他にはホッとしたりもするでしょう。 この時に「交感神経が下がって、副交感神経が興奮します」
似た様なやり方として、サウナの後の水風呂も苦しい後に気持ちが良いので良い方法です。(水が嫌な人はなくてもO.Kです)
「楽しい!」と思う事をしましょう。
楽しい!面白い!気持ちいい!という感覚の時に必ず「交感神経が下がって、副交感神経が興奮しています」
「レーザー光線による星状神経節ブロック療法」
これは当院に来院しないと出来ないですが、「通院する」という事も自分で出来る項目だと思って紹介しました。
レーザー光線を交感神経の経路である星状神経節に当てると、交感神経の興奮が治まります。そうして副交感神経を働かせようという施術です。
「しっかり寝不足を解消する」
寝不足。これは自分で管理しなくてはいけません。眠りずらい・ストレスのせいで寝れないという方は上記している副交感神経を上げるやり方を実践しましょう。(副交感神経を上げる=睡眠を誘発させるという事です)
「日の光を浴びましょう」
バイオリズムを整えて睡眠のサイクルを戻したり、だれでも朝日は気持ちの良いものです。
「気持ちの良い程度の負荷で良いから運動をしましょう」
軽い運動も最初はちょっときついです。(この時交感神経が興奮しています)
その後休むと一気に交感神経が下がっていつもより副交感神経が上がります。
「運動はストレス解消になる」という事はこう言った理由によるものです。
ストレス痛の各症状
様々な症状があります。
・不眠症 ・立ち眩みやめまい ・原因不明の突然の痛み ・原因不明の突然の腫れ
・頭痛 ・耳鳴り ・頭がボーッとする ・気持ちが悪い ・突然の発汗やのぼせ
・パニック障害 ・ドライアイ ・消化不良・便秘 ・耳鳴り
・ 原因不明の肩こり ・ 同じく原因不明の腰痛
腰痛や肩凝りは意外に思った方もいるのではないでしょうか。
こちらの画像の機序の順にストレスからくる腰痛なども最近の研究で分かって来ました。
原因のタネが取り除かれなくても
ストレスは様々・・・というか個人個人によって原因は全部違うと思ってます。
その原因のなかでも「どうしようもない案件」があるのは当然の事です。
以前からよくあった例としては
・同居の母親とうまくいってない
・職場の人間関係が上手くいかない
・病気のことで悩んでる
・職業上、仕事の環境・人材の都合上なかなか寝れなくて困ってる
・赤ちゃんできてすごくうれしい!
・恋人が出来てうれしい!
・・・などなどです。
意外かと思うのは、「うれしい!」と思う気持ちが大きすぎても人はストレス痛やうつ病、円形脱毛症になったりもします。
これらの原因はすぐには解決しませんが、「しっかりとほんの15分でも良いから自分の時間を作ってあげる」ということを心がけましょう。
まずは痛みというストレスを取ってあげることも大切です。
当院ではどんなことをするか
当院では先ほど書いたような
・レーザー光線による星状神経節ブロック療法
・SPAT療法で全身の緊張を取る
・少し体幹中心としたトレーニングを楽しめるメニューで実践
・カウンセリング
・話を聞く(たとえ解決しなくても聞いてもらうだけでかなり楽になります)
を中心に患者様に合わせたメニューを組んでいってます。